夢は夢に過ぎなかった。

新司法試験、初年度合格者数は900~1100人

 法科大学院修了者を対象に06年度から始まる新司法試験の合格者数をめぐり、法務省の司法試験委員会は28日、初年度の新試験の合格者を900~1100人、並行して行われる現行試験の合格者を500~600人と決めた。2年目の新試験は受験者の激増が予想されるため、合格者を初年度の2倍程度とする。

 新試験については昨年10月、初年度の合格者を現行試験と同数(合格率34%)とする法務省素案が明らかになり、法科大学院関係者らが強く反発してきた。法科大学院側には「まだ合格枠が少ない」とする声もある。

 司法試験委員会によると、08年度以降の新試験合格者数は今後の動向をみながら検討する。一方、現行試験の合格者は2年目には300人程度とし、その後さらに減らす方針。

 昨春に法科大学院の2年コースに入学した学生は2350人。すでに現行試験に合格した人もおり、06年度の受験者数は未定だが、合格率は5割前後となる見通しだ。

 法科大学院は昨春に創設された。「一発勝負」型の試験で法曹資格を与えるのでなく、プロセス重視の法曹養成に変えることが狙いだ。

 最初の5年間は移行措置として従来の試験も実施される。法務省素案は初年度(06年度)の全体の合格者を1600人、新試験の合格者を800人、合格率34%とし、その後も合格率は20%前後で推移するとしていた。当初「7~8割」とされた合格率を大幅に下回ることから「法科大学院を創設した理念に反する」「学生に対する裏切りだ」などの批判が関係者から噴出した。

 このため司法試験委は今年1月、法科大学院の関係者らから公開のヒアリングを実施。「合格率が低すぎると受験対応に偏った勉強が必要となり、教育方針に悪い影響が出る」などの意見が出て、同委が検討を続けていた。
(02/28 23:05 asahi.com)

私は一時期、本気で法科大学院への進学を考えていました。
中学生か小学生高学年の頃から弁護士になりたいという夢を漠然と抱いていて、そんな夢をより現実的に感じさせた法科大学院。
魅力的でした。

しかし、上の記事を読んでやっぱり辞めて良かったとも正直思いました。
やっぱりその程度だったんですよね、私の夢は。 夢は夢に過ぎませんでした。

しかし、本当にこれは「裏切り」ではないのかと思います。
私は悩める期間が多くありましたが、私と同じような感覚で法科大学院へ進んだ人も少なくないと思います。
その人たちはいったいどう感じているのでしょうか、この現実に。
”こんなはずではなかった”と思っている人も多いと思います。
加えて、やはりそもそもの法科大学院の根本的な理念に反する事ですよね。おかしな話です。

今私の描いている将来像は、夢ではなく目標です。必ず実現させます。

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