レスキューのおっちゃん:「ここら辺、足つきますよ。」
私:「ホンマですか?」
おそるおそる、足をそこの方へ。。。
つ、つかない。
私:「えぇ!?つきませんやん!」
レ:「あれ? あぁ、ホンマやね!」
おっちゃん(笑)
悪い冗談やめて!! こっち必死なんですから。
私:「絶対、欣ちゃんのマラソンより、今の私を撮ってくれた方が感動を呼びますよ」
レ:「あはははは(笑)」
なんて、
冗談を言いながら泳いでいました。
少しずつですが、進んではいます。
途中で目の前で魚が跳ねました。
ば、、、馬鹿にされてる(笑)
ようやく、半分をこえ、残り3分の1というところで、岸から父親が声をかけてきます。
父:「お~い、大丈夫なんか~!?」
私:「大丈夫ですよ!!」
父:「そんな姿撮らんとくな~!!」
私:「お願いします!撮らないでください!!」
父:「おう! ギブアップはしないんかい?」
私:「しませんよ!!!」
父:「そうかー」
後から、聞いた話ですが、父親は驚いたそうです。
これだけ話せる元気・余裕があることに(笑)
私は泳ぎながらずっと思っていました。
泳ぎ切ったら、、、陸にあがったらこっちのもんだ、と。
不安は、スイムだけ、バイクとランは大丈夫だ!!
これさえ乗り切れば!
残り300メートル、、200メートル、、、100メートル。
残りが少なくなるにつれ、海水に顔をつけてまともに泳げるようになってきました。
帰巣本能なのか、、ゴール間近にして元気が出てきたのか(笑)
ようやく海水に慣れてきたんでしょうか。
応援者も言ってました、最後のクロールは普通だったと。
ってか、そんな元気あったの?、と。
あれを、最初からしておけば!!
つまり、最初から、顔を海水にちゃんとつけて泳げば良かったのです。
プールでやってるように、いつも通りに泳げば良かったのに。
泳ぎ終わったら、自然と「やったぁ!!」と声が出てました。
水からあがって、冷たいシャワーを通り抜けて、水を一杯飲みます。
紙コップに水が入ってるのが見えませんでした。
ついつい「これ、入ってるんでか?」と聞いていました。
生きてる!!!
そう、実感しました(笑)
案の定、トランジションエリア(自転車や着替え、シューズを置いておくところ)
に残ってる自転車は、私のもののみ。(既にみんな自転車スタートしてる)
最後かぁ、と思ういっぽうで、まだ誰も自転車を終えてないから、
それほど、遅くはない、とも思ったりしました。
ウエットスーツを脱ぎ、
水を頭からかぶり、飲んで、、、補給食を流し込み、、、
濡れた体で、ウエアを着るのに一苦労。
(今考えたら、インナーだけでもウエットスーツの下に着ておけば良かった。)
ヘルメットをかぶって、、ついつい自転車にまたがりかけていまいました。
トランジションエリアでは、自転車は押していかなくてはいけません。
父親が注意してくれました。
あぁ、ぼぉっとしてたのだなぁと思います。
そしていよいよ、バイクパートの始まりです。