昨夜、フラット内から女性の叫ぶ声が聞こえてきました。
時々少し離れた町からやってくる中国人のフラットメイトの彼女でもなさそうだし、
今年初めくらいに彼氏ができた別の中国人のフラットメイトの声でもなさそう。
ん~でも、男女関係のケンカかなぁ…。今までそんな事なかったのに…。
しばらくして、紅茶をいれようとキッチンに行くと、
ちょうどまた別のフラットメイト二人もキッチンにやってきたところでした。
話をしていると、
どうやらさっきの叫び声はそのフラットメイトのものだったということがわかりました。
彼女はメキシコ人。
彼女は目に涙を浮かべながら、話をしてくれました。
脅威にさらされている街。そこにご両親もいるというのです。
彼女は心配で心配で仕方ないですし、その思いをご両親に伝えても、
彼らは動く気もあまりない様子。
多分そういった事でご両親と揉めあいになったのでしょう。
その話を聞いたタイ人のフラットメイトと日本人の私。
気軽に「心配すんな、大丈夫やって」なんて言えませんでした。
「我々に何ができるだろう」
みんながそれを考えていました。
ほんと、祈る事しか出来ないんじゃないのか…。
三人でそれぞれの信じるものに祈ることになりました。
我々の祈りの声がどうか聞き届けられますように。
世界に、人々の心に、笑顔と光りが訪れますように。