ふる~い自転車も現役。

京都に行くんです
なんて言うと、生徒も先生も「なにで行くんですか?」って聞いてくるようになりました。

私が京都へ行くには、電車だけでなく、自転車の可能性もあると思ってくれているようです。

そもそも、、、そういえば、
私が出勤すると「今日はチャリ?」と毎日のように聞いてくれる先生が増えました

そんなんだから、
電車通勤をすると、なぜだか申し訳ないとさえ思います

最近、通勤で使い始めた自転車がこちら。

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随分昔に父親が乗っていた自転車で、
ずっと放置されていたものを直して乗っています。

自転車自体は古いですけれど(おそらく1980年代の自転車)、
直せばまだまだ乗れます。

随分と写真をため込んでいるので、
少しずつここで皆さんに見て貰っていこうかな。

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時には語る事も必要。

語らぬ美学? 物言わぬ美学?
どちらが正しい表現なのか、分かりませんが、ありますよね。

その人は多くを語らなかったのですが、
いつの日か「あの人の言っていた事ってこういう事だったのかも?」って気づくこと。

でも、最近「語る事」あるいは「伝えること」が必要な時もあるのだと思いました。

先日のエントリーでも紹介した授業アンケートの中にこんなコメントがありました。

先生が授業に真剣なんが分かって、自分もしっかり受けようと思いました

先生も頑張ってくれてるから私も頑張ろうと思いました

先生の熱意を知ってるから、寝られへんかった

などなど…。

一度少し時間をとって、
私がどんな思いで学校に来て、どんな思いで授業をしているかを話した事がありました。
授業準備の仕方や、授業の反省の仕方や、教師としての次の目標や夢も伝えました。

ちゃんと伝わったかな?」と少し不安な気持ちもあったのですが、

このアンケートを見て、
ひょっとすると、ちゃんと伝わったかもしれない」と思えるようになりました。

語らぬ美学も確かにあるのかもしれませんけれど、
時には、しっかりと語って伝える事も必要なのかもしれません。

こちらが真剣で熱い思いを持っているんだ!っていう所を見せれば、
子どもたちだってちゃんとそれを受け止めて、応えようとしてくれるのだと思います。

もちろん、全ての学校や学年あるいは生徒に、
この方法が絶対的に有効であるとは言い切れませんけれど、
この思いをいつまでも忘れずに、そして伝える事も忘れずにいたいです。

長年同じ事をやっていると、教師側は
「それくらい分かるやろ」って思っちゃう事もでてくるとは思うのですけれど、
生徒たちからすれば初めての中学・高校生活で、二度と戻らぬ中学・高校生活なのですから。

Hinkに出会えて良かった、と思ってもらえるように。
将来、Hinkにもう一度会いたいな、と思ってもらえるように。
自分の子どもをHinkのいる学校に行かせたい、と思ってもらえるように。
保護者懇談でHinkに会いたいな、と思ってもらえるように。

頑張ろう。

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授業アンケートで泣かされる。

学年末テストを直前にして、授業が一段落ついてきましたので、

無記名の授業アンケートを個人的に自主的におこなっています。

普段から積極的に生徒とコミュニケイションをとるように心がけてはおりますが、
こういったアンケートをすると、様々な気づきを与えてくれます

今日はそのアンケートで、涙を流しました。

アンケートには選択肢で直感的に答える問いと、
自由記述で答える問いがあります。

自由記述欄は
・この授業で良かった点
・この授業の改善点
・その他メッセージ等
の三種類があります。

アンケートは100名以上の生徒が答えてくれました。

今日はその一部を紹介します。

ある生徒は

なぜ間違っているのかなどがわかりやすかった。

と書いてくれました。
この「なぜ」というのがとても大切だと思います。
それがこの生徒には伝わったのです。

授業が楽しくて、英語だけでなくいろいろな事を教えてくれたことがよかった

と書いてくれた生徒もいました。

そう、私は「英語だけ」を教えるために教師になった訳じゃない!
「英語だけ」を教えるために「英語の授業」をしているのではない!のです。

3年生では先生のリーディングの授業を受けたい。先生の授業を受ければ成績が上がる気がする。

これは!!嬉しすぎる!!
その気持ちや期待を裏切らないように更に磨きをかけたいと思います。

授業以外の事もいっぱい教えてくれたし、生徒の気持ちを知って授業してくれました。

生徒の気持ち。難しいです。みんな色々な意味で大人です。

私も彼らの事を知ろうと努力はしていますが、時には互いに誤解が生じる事もあります。
でもこの生徒には伝わったようです。良かった!

先生の話が楽しいから好きです! 話を聞いてて「頑張ろっ!」って思えました。

私の話を聞いて、「頑張ろう!」って思ってもらえるなんて!!
私は、その言葉を聞いて「更に頑張ろう!」って思います。

とても生徒の事をわかっていてくれて、すごく良い人だなと思いました。英語がもとから好きだったけど、将来その道に進むかどうかは迷っていて、大学とかもどうしようとか悩んでいたけど、先生のおかげで英語がもっと好きになれて、行く大学もほぼ決まりつつあるから、すごく感謝しているし、将来こういう人になりたいと思いました。

私のおかげで、英語がもっと好きになれたとか…。もうほんと、なんて言っていいか…。
しかも「感謝している」なんていう言葉を聞けるとは思いもしませんでした。

私がこの学校に来て、まだたった1か月しか経っていないのに…。

こうして何かのちょっとした出会いで、その人の進む道を決めるきっかけになりえるのですね。
責任も感じますけれど、とても有意義な仕事だと思いませんか。

授業受けるのがだるくないのは、小学生以来です

どこまで本気で書いたのか分かりませんけれど、でもこんな風に思っている生徒もいるのですね。
もっともっと面白くて魅力のある授業をできるように頑張りたいと思います。

そして今回一番泣かされたのは、このメッセージ。
このメッセージを見て、本当に涙がこぼれてきました。

英IIが始まる…↓っていう気持ちだったのを英IIやっ!!↑っていう気持ちになれた。
自宅学習の時間がふえた。(予習したいと思えたから。)

このメッセージを見た瞬間に、鳥肌がたって、胸から込み上げるものがありました

この職をやっていて良かった、と心底思いました

この気持ちを忘れないように、一人でもこんな風に思ってくれる生徒が増えるように、
もっともっと努力して、頑張って、大きくなっていきたいと思います。

ほんと感謝。本当に感激。

前向きメッセージは素直に前向きにとらえ、
「改善点」で挙げてもらった所は素直に真摯に受け止めて、
今後の指導に活かしていきます。

いつまでもこの気持ちを忘れず(初心忘るべからず)に、
生徒の事を理解する努力をして、その思いを生徒に伝えていけるような教育者になるぞ!!

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毎日、幸せで楽しすぎます。

学校勤務は楽しいです。
とてもやり甲斐があります。

悩む事や、反省する事は日々絶えませんし、
慣れぬ事も多いです。

疲れますし、しんどいですけれど、

でも朝起きれば、楽しいですし、ワクワクしますし、
ほんと、自分で「生き生きしている」と思います。

もう、ほんと、楽しくって楽しくって仕方ありません
本当に充実した毎日を送っています。

こんなに楽しくって幸せで良いんだろうかって思うくらいです。

今日、とある授業が終わって、職員室に戻ろうと階段をおりていると、
数名の女生徒達が私に声をかけてきました。

「え~、、、なんて聞いたらいいん?ってか、なんで私が聞くん?」なんて言い合った末に
飛んできた質問は「先生って、●●先生と付き合ってるんですか?」でした。

その●●先生というのは、若くてとても可愛らしい女の先生なのです。

歳が私と近かったり、同じ英語科という事もあって、結構仲良くしてもらっていますので、
その仲良しな所の一部を目撃しての質問だったようです。

そんな事実がない旨を伝えると、今度は「え?じゃあ狙っていますか?」との質問。
なんでやねん。「狙ってもいません」と答えると、
残念そうに次の教室へとその場を去っていきました。

そういう小さな事がとても楽しいお年頃なのだな、ととても微笑ましかったです。
何よりも、こんな風に廊下で生徒に声をかけてもらえるのがとても嬉しいです。

声をかけてくれる生徒は、男女関係なく、少しずつ増えてきました。
この時間を大切にしていきたいと思います。

向こうから声をかけてくれない生徒には、
タイミングをはかってこちらから積極的に声をかけるようにしています。

ほんと「悩む事は多いですけれど、一筋縄にいかないのがまた魅力なのだな」と思います。
どんどん頑張っていこうと思います。

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生徒の声。

先生、もっと授業中に笑顔でいてください

放課後にばったり出会ったある生徒がこういってきました。

まず、笑顔が足りなかったのを素直に反省しております。
慣れない事も沢山あるので、少々顔がこわばっていたのかも知れません。

なんせ、年度の途中から引き継ぎを受けて授業をしているので、
生徒のレベル、今までに学習した内容も良くわかっていませんし、
生徒の個性もほとんど把握しておりません。

でも、そんな言い訳をしていては、生徒のみんなに申し訳ないので、
一刻も早く、最良最適のやり方等を見つけるられるように努力しております。

一方で「私がもっと笑顔を持っている事」を見抜いたその生徒が凄いと思います。
そしてわざわざ私に話しかけてきてくれることにも感謝。
本当にずっと怖い顔をして授業をしていたのなら、
生徒も声をかけづらかったのではないかと思います。

Hink先生は物知りだ

とあるクラスの学級日誌に書かれていたコメントです。
そのクラスの担任の先生がわざわざ私に知らせにきてくれました。

その先生が
「これね、うちの学級日誌やねんけどね。今日、Hink先生の授業があってさ、
 うちの子がこんな事書いてるのね」と言って持ってくるので、

私は最初、お叱りを受けるものだと思ってしまいました

でも、どうやら私が授業中にちょこっとした話が生徒たちの心に響いたみたいで、
とても喜んでいたそうです。

大人しいクラスで、私が感じ取れた反応は今ひとつだったのですが、
実際にはとても喜んでいたというのを聞くことができて、とても嬉しく思いました。

これからも、
面白くて興味をもてて、知的好奇心を刺激できるような授業を心がけていきたいなぁ
って思います。

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学校勤務が始まります。

更新をサボりつつあるHinkです。

実は、転職と言いますか、就職と言いますか。
ようやくフルタイムの職に就くことになりました。

留学生活を終え、日本に帰ってきて、
すぐに留学前に働いていた学習塾にて復職する事ができました。

契約は非常勤でしたが、週5日、授業のある日もない日も出勤する事ができましたし、
授業以外の業務も色々させてもらう事ができました。

しばらく塾から離れていたことや、授業のない時も長時間滞在する事ができて、
講師として授業ばかりしていた時には見えなかった事が沢山見えてきて、
それらを仕事としてこなしていくうちに、

自分でも「みんなの役に立てている」と実感できる時間が増えたりもしました。

3か月程度でしたが、とても濃い時間を過ごす事ができました。

そしてこの度は、学校現場に行くことになりました。
今まで経験してきた事、会得した事を最大限に活かして、
精一杯頑張っていきたいと思います。

これからもHinkをよろしくお願いいたします。

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頑張る受験生は輝いている。

センター試験が近付いてきています。
あと二十日もありません。

色々な形で生徒たちは頑張って勉強しています
もっともっと頑張って欲しい生徒もいますが、
ほとんどの生徒がとても頑張ってくれています

目標に向かって、それを達成するために一生懸命頑張っている彼らの姿は
とても輝いて見えます

本当に輝いてる。

そんな彼らの輝きを全身全霊をもってサポートしていきます。
絶対に笑顔で卒業してもらいます。

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箸が転んでもおかしい。

箸が転んでもおかしい年頃」って、小中学生くらいの事をさすのかと思っていたら、
辞書によると、「思春期」あるいは「10代後半」をさすようで、
しかも、「女性」限定らしいです。

関西人として、何かおもしろい事をして笑っていただけるのは確かに嬉しいのですが、
こちらが意識的に何もしていないのに、何かのタイミングで楽しそうに笑われる事があります。
こちらは、、「え、、、何がそんなにおかしいの??」とキョトンとするばかり。
歳をとったものです…。

本当、箸が転げても笑えるお年頃なのですね。
ムスッとして全く目も合わせないし、挨拶もしないというような、
愛想がないよりもよっぽど良いですが。

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文系。理系。

私は文系だから」「俺は理系なんで」という理由で、
受験に必要のない教科や科目に興味を示さなかったりする人がいます。

私の専門は言語学教育学といった一般的には「文系」に分類される分野です。

そしてそこに、物理や化学、あるいは数学といった他の分野の知識や考え方がいらないのか
というと、全くそういう訳ではありません。

理系に分類される教科や科目を勉強する事で培った知識や視点や観点が、
自分の専門分野にも充分に活用されている事を実感しています。

また、日常生活においても、たくさんの理系の知識や考え方というものが必要とされ、
活用されているシーンが多いです。

日本の教育システムで、
「文系」「理系」と大別する事そのものを見直すのもありかもしれません。
そうすれば、「私は文系」「あの人は理系」などという観念にとらわれずに、
もっと幅広く深い知識をもった教養深い人物を教育する事ができるかもしれません。

そしてそれが、科学や芸術等の発展に貢献するかもしれませんね。

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わざわざ訪ねてくれる卒業生。

先日、私が帰国している事をどこかで聞きつけた卒業生が私を訪ねてきてくれました

しかも、同時に二人も

その二人に全く接点はありませんし、学年も違うのに、
どうしたことか、同じ日の同じような時間帯に私に会いに来てくれたのです。

思い返せば、その子たちは
私が出国する直前にもわざわざ会いに来てくれました
(その時は、今回のように同じ日でありませんでしたけれど)

「最初はこわかったし、厳しかったけれど、Hink先生が担当で良かった
と何度も言ってくれました。

こちらも嬉しくて嬉しくて、
そう思ってもらえて良かった」と言うのが精一杯でした。

面と向かって「先生は恩師です!」なんて言われるなんて思ってもみませんでしたので、
戸惑いました。

当時も今もまだまだ未熟であることにはかわりないのですが、
もっともっと成長して、もっと素敵な教育をしていきたいと思うのです。

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