いま、会いにゆきます

タイトル いま、会いにゆきます
  2004年日本
直感評価 4点(5点満点)
感想 「いま、会いにゆきます」 あの六週間の奇蹟本当に久しぶりに邦画をみました。
実はこの作品、以前に知人からストーリーを聞かされており、そのときは「ありがちやな。しょーもなっ」と言って特に興味を示さなかったものです(笑)

本編が始まりしばらくの間は、邦画独特の画になかなか馴染めませんでした。
こんな素直で可愛い男の子は本当に居るんだろうか、と冷めた目でもみていました(笑)

しかし、少しずつ映画の中に引き込まれていき、後半は涙が止まりませんでした。自分でも驚きです。
後半で疑問に思う構成はあったので、その分で1点を差し引き、直感評価は4点としました。

いやでも、邦画でここまで引き込まれたのは本当に久しぶりです。
そもそも、「邦画」「洋画」で区別するのもどうかと思いますが、便宜上区別させてください。

構成について指摘しましたが、全体を通してはとても良い構成だと思います。無駄が全くないという訳ではありませんが、流れの良い仕上がりになっていますね。

日常の雰囲気をうまく表現できていますし、メインキャストの演技はとても素晴らしいものです。

本当に良かった。ここ最近で一番泣きました。
素敵な作品です。素敵な恋をして、相手を幸せにしてあげたいです。

※右上DVDジャケット及び内容は、映画本編とは異なる内容です。
DVDは”「いま、会いにゆきます」 あの六週間の奇蹟”のタイトルで、本編に対してサイドストーリーという扱いです。

Nick Of Time/ニック・オブ・タイム

タイトル Nick Of Time (ニック・オブ・タイム)
  1995年アメリカ
直感評価 4点(5点満点)
感想 ニック・オブ・タイムJohnny Depp(ジョニー・デップ)格好良い(笑)
めっちゃ、男前です。

まあ、それは置いといて…

ずっと適度な緊張感を与えてくれました。
主人公の取る行動がとても人間的なのです。つまり、映画的でないということです。
ですから、本当にあり得るんじゃないかって、ついつい身を乗り出して一緒に緊張しながら楽しめる作品でした。

作品が終わっても、恐らくまだ黒幕や組織は健在なんだろうということは察しがつくのですが、後味はすっきりですね。
欲を言うなれば、音楽をもうちょっと考えて欲しかったなあ、と。

Braveheart / ブレイブハート

タイトル Braveheart (ブレイブハート)
  1995年アメリカ
直感評価 点(5点満点)
感想 ブレイブハートいやぁ、”Mel Gibson”!って感じの映画でした。
中世英国のストーリーなのですが、戦闘シーンがすごい。本当に大勢のエキストラが出演していて、どこに目を向けていればいいのかわからないくらいに、迫力のシーンが続きます。
グロイと思えるシーンも多々あります。私はグロイシーンは苦手なので、う~ん、と思ってしまう事もありました。

落ち着ける部分がありませんでしたし、悪く言えばMel Gibsonの自己満足のような気がします。
この作品がアカデミー賞やゴールデングローブ賞等を受賞しているのが不思議でなりません。

The Shawshank Redemption /ショーシャンクの空に

タイトル The Shawshank Redemption (ショーシャンクの空に)
  1994年アメリカ
直感評価 3.5点(5点満点)
感想

ショーシャンクの空に面白い作品でした。
まず思ったのが、Tim Robbinsってすごいなと。いろいろな作品に出ていて、いろいろな役を演じていますが、どんな役をしてもぴっったりその役にあてはまっていると思うのです。
天才じゃないかな、本当に。

しかし、すごいなあと思います。犯していない罪で、よくもまぁ20年も耐えることができたな、と。まぁ、そこは「お話」なんでしょうけど。

しかし、この作品143分もあったんですか!?
見終わって、時計をみてびっくりしました。本当にあっという間に時間が過ぎてしまいました。それだけ見せてくれる作品です。

無駄が無く、見ている者を決して飽きさせる事のない、素晴らしい作品です。

Thin Red Line/シン・レッド・ライン

タイトル Thin Red Line (シン・レッド・ライン)
  1998年アメリカ
直感評価 3点(5点満点)
感想

シン・レッド・ライン戦争映画というと、戦友との友情とか、敵同士のタブーの交流とかそんなものが多いですが、この作品は違います。
戦争の最前線にいる者の心の奥底にある、その心情を追っていくものである、と私は解釈しました。

勲章を申請しようと言い出す上司に向かって、そんなものに興味ありませんと言い返すような場面等、本当に現実的にあり得るのだろうかと思えるようなシーンも至る所にありましたが、概してこの映画にはあらやる要素が盛り込まれていると思います。

戦闘シーンでは緊張感をもたらせてくれますし、主人公とその妻がいかに愛し合っていたかもよく感じ取ることができます。

非常に、いろいろと考えさせられる作品ですね。
戦場での兵隊達の真相心理を描いた作品は他にもありますが、この作品は一般的な作品と比べて、リズムというか、ペースの様なものが違うと思います。
メリハリが効き過ぎていると言えば、確かにそうなるのかもしれませんが、まったりな部分と緊迫な部分、良い配分で疲れさせないと思います。
長時間作品ですが、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

A Beautiful Mind/ビューティフル・マインド

タイトル A Beautiful Mind (ビューティフル・マインド)
  2001年アメリカ
直感評価 4点(5点満点)
感想 ビューティフル・マインド
非常にいい映画でした。
ラストでは泣きました。

実在の人物なんですね、主人公は。ノーベル賞を受賞した、ジョン・ナッシュ。
いや、でも本当に面白かったです。時間がたつのも忘れました。
ラッセルクロウをはじめとして、俳優人の演技力はかなり高いです。
主人公やヒロインに感情移入してしまって、観ている側も映画の中に吸い込まれてしまいます。

愛の尊さ、信頼の強さ。本当にいろいろなことを感じました。
感動しました。

私も時に思うことがあります。今見えているものが幻想なんじゃないかって。
私に見えているもの、聞こえているものは他人には届いてないんじゃないかって。そして、私が今まで生きて来たその時間さえも、幻覚や夢なんじゃないかって思うんですね。でも、それを確かめる方法はありませんよね。。。

そして、このような勉強や学問を扱った作品を見ると思うんです、
「もっと勉強しよう」って。

Looking For An Echo / 奇跡の歌

タイトル LOOKING FOR AN ECHO (奇跡の歌)
  1998年アメリカ
直感評価 2.5点(5点満点)
感想
60年代、美しいアカペラの歌声でアメリカを席巻した伝説のドゥ・ワップ・グループ“ヴィニー&ザ・ドリーマーズ”のリード・ヴォーカル、ヴィンスもいまや50歳。十数年前に妻を亡くした彼は、とうに歌を捨てしがないバーテンダーをしていた。ある日、入院している彼の娘の担当看護婦ジョアンと出会ったヴィンスは恋に落ちる。しかも、ジョアンは“ヴィニー&ザ・ドリーマーズ”の大ファンだったのだ。なぜ歌わないのかとのジョアンの問いに苦い過去が甦るヴィンス。だが、旧友たちと再会した彼は歌うことへの情熱を再び取り戻していくのだった……。

奇跡の声/Looking For An Echo
という、まぁ生ぬるいストーリーです。
まず第一印象は、時間の経過がよくわからないということです。
一週間の出来事なのか、一ヶ月間くらいの出来事なのか今ひとつ時間の感覚がつかめません。

映画の随所で様々な曲が使われるのですが、それらはとても素敵です。
音楽を楽しんでいる、という感じが良く伝わってきました。

音楽を楽しむというのであれば楽しい映画ですね。
ストーリー等はそれほど面白くありませんでした。

しかし、歌はとってもうまいんです。
今ではなかなか聞く機会を得られない、「doo-wop」を聞く事ができます。これは楽しい!
まっ、見所はそこだけですな(笑)

Stand By Me

タイトル Stand By Me (スタンドバイミー)
  1986年アメリカ
直感評価 4点(5点満点)
感想 スタンド・バイ・ミー コレクターズ・エディション大変有名な作品ですが、つい最近まで観た事ありませんでした。
観ながらも、見終わった後も、
「もっと早く観ておけば良かった」と思っています。

きっと、もっと若くて柔軟で繊細な心を持っている時期に観ていれば世界観が変わっていたんじゃないかって思います。
古い映画ですが、少年の思春期の一部を描いたこの作品はやはり永遠の名作だと言われる所以が納得できます。

物語の語り手Gordie(ゴーディ)がChris(クリス)に、一緒に進学クラスに行こうよと誘うシーンが印象的でした。いや、誘うのは別に構わないのですが、その後のChrisの台詞ですね。
誘われたChrisは

“They won’t let me.”

”みんながそうさせないよ”(勝手に訳しました。字幕とは違います

と寂しげに言います。それを理解できないGordieはどういう意味かと問い、それにChrisは

“It’s the way people think of my family in this town.
 It’s the way think of me.
 I’m just one of those lowlife Chambers kids”

”家庭が悪いんだ。
僕も同じだと思われてる。
あくまでチェンバー家の子どもなんだよ。”(勝手に訳)

と答えます。

要は、家柄ということですね。
Chrisは正義感も強く、落ち着いていて、4人のリーダー的存在。頭もいい。
でも、家庭が悪いから僕もそのレッテルを貼られると。
やるせないですね。

大人と子どもの間の微妙な心。それらをいろいろな形で至る所に表現されていると思いました。
心にしみ、切なく、若き日々を遠くに眺めてしまう、青春の作品です。
素晴らしい。

友達っていいな。