I AM DAVID / アイ・アム・デビッド

タイトル I AM DAVID / アイ・アム・デビッド
  2004年アメリカ
直感評価 4点(5点満点)
感想
名前だけが、唯一の持ちものだった。母への想いを胸に、少年はたったひとりで 北へ向かう。
世界的ベストセラー小説を完全映画化した奇蹟の感動作!

家族と引き離され収容所に入れられた12歳の少年デビッドは、ある日、本当の人生を生きるために、ある男の指示に従いデンマークへ向け脱走する。旅はトラブルや困難の連続だが、彼は持ち前の機転を利かせて切り抜けギリシア、イタリア、スイスと北へ向かい歩き続ける。
そんな彼にとって世界は見たこともないものに溢れていた。収容所では笑うことさえなかったデビッドだが、息子を亡くした老婦人ソフィーと出会い心を開くことによって、この旅の裏に隠された真実を知る時、道は未来へと開かれすばらしい奇蹟が訪れる・・・。

世界的ベストセラーのアン・ホルムの原作を、「リトル・ダンサー」のスタッフが発掘した12歳の新星ベン・ティバーが印象的な瞳で演じる。共演には、本作の献身的な演技が後に「パッション」でキリストを演じるきっかけとなったジム・カヴィーゼル、アカデミー賞に2度ノミネートされたジョーン・プロウライトら。


アイ・アム・デビッド
主演の子役、ベン・ティバー(Ben Tibber)の演技に泣かされます。表情の作り方が素晴らしいです。色々なものを背負って、苦しみや屈辱、悲しみ、怯えを含んだ目をしています。

「脱走者」という身分上、自分の抱えている物を人に打ち明ける事のできない、苦悩と葛藤。苦しかっただろうな。

ヨーロッパ山岳地帯の美しい風景が印象的でした。
(ロケは全てブルガリアで行われたとか?)

この作品を見ていて、イギリスの古い映画、「ケス」を思い出しました。
ケスも同じく複雑な環境の少年を描いた作品です。
その映画の主役の子役も、また良い演技をしているんですよ。

表情なんですよね。本当に「悲しい目」をしている。

ケスについては、またの機会に。

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