今日はなんだか集中できませんでした。
進度はほんのちょっぴり。
心にぽっかり穴が開いた感じです。
こちらに来て、恐らく一番多くの時間を共に過ごしたであろう学友が、
家路につきました。
特に今年に入ってからは、
そのほどんどの時間を同じコンピュータルームで過ごしました。
調子が良い時も悪いときも、
心穏やかな時も、イライラしている時も、
明るい未来を夢見ているときも、とても悲観的になって涙を流しそうな時も、
励まし合って、共に頑張ってきた仲間です。
時にはくだらない冗談を言い合って、笑いあった仲間。
そこに彼女がいるだけで、こちらも気が引き締まりました。
そんな大切な仲間との別れ。
そんな大切で、心通った(と私は勝手に思っている)仲なのに、
なぜか最後は握手もハグもありませんでした。
でも互いに無言で手紙を交換しました。(帰国する人から手紙をもらうのは初めて)
もらった手紙を読むと、私が書いた事と同じような事が綴ってありました。
それを見た瞬間、ひょっとしたら同じ時間だけでなく、
同じ思いも共有出来たのかなと思いました。
ありがとう。 本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
本当に支えられてきました。
でもきっと、また会えると思う。
会うと思う。会いたいと思う。
他のどの留学生よりも、実際に会う確率は高いんじゃないかなってそう思います。
「会える/会えない」じゃなくて、「会う/会わない」の意志の問題です!!
これからもうしばらくは、
彼女のもう来ないその部屋で私は引き続き執筆作業を進めます。
そんな部屋で私たちと同じように、
毎日無言でディスプレイに向かう、名も知らぬ仲間たち。
互いに顔も知ってるし、目配せや「Hi」程度は言いますが、
会話らしい会話を交わす事はありませんでした。
しかし、
今日ついにその内の一人と会話をしてお友達になりました。
初めて会話を交わすのに、元来の友達かのような感覚(笑)
(もともとこちらでは、特に留学生同士なんかはすぐに仲良しになったりしますが、
それ以上の何かがそこにはありました。)
互いに今日一日の労をねぎらい、「また明日」と言って別れてきました。
別れあれば、出会いあり。
そしてこの出会いも、またすぐに別れへとかわっていくのです。
みな、それぞれの道を歩んでいくのですね。
(兵庫県神戸市)