時には語る事も必要。

語らぬ美学? 物言わぬ美学?
どちらが正しい表現なのか、分かりませんが、ありますよね。

その人は多くを語らなかったのですが、
いつの日か「あの人の言っていた事ってこういう事だったのかも?」って気づくこと。

でも、最近「語る事」あるいは「伝えること」が必要な時もあるのだと思いました。

先日のエントリーでも紹介した授業アンケートの中にこんなコメントがありました。

先生が授業に真剣なんが分かって、自分もしっかり受けようと思いました

先生も頑張ってくれてるから私も頑張ろうと思いました

先生の熱意を知ってるから、寝られへんかった

などなど…。

一度少し時間をとって、
私がどんな思いで学校に来て、どんな思いで授業をしているかを話した事がありました。
授業準備の仕方や、授業の反省の仕方や、教師としての次の目標や夢も伝えました。

ちゃんと伝わったかな?」と少し不安な気持ちもあったのですが、

このアンケートを見て、
ひょっとすると、ちゃんと伝わったかもしれない」と思えるようになりました。

語らぬ美学も確かにあるのかもしれませんけれど、
時には、しっかりと語って伝える事も必要なのかもしれません。

こちらが真剣で熱い思いを持っているんだ!っていう所を見せれば、
子どもたちだってちゃんとそれを受け止めて、応えようとしてくれるのだと思います。

もちろん、全ての学校や学年あるいは生徒に、
この方法が絶対的に有効であるとは言い切れませんけれど、
この思いをいつまでも忘れずに、そして伝える事も忘れずにいたいです。

長年同じ事をやっていると、教師側は
「それくらい分かるやろ」って思っちゃう事もでてくるとは思うのですけれど、
生徒たちからすれば初めての中学・高校生活で、二度と戻らぬ中学・高校生活なのですから。

Hinkに出会えて良かった、と思ってもらえるように。
将来、Hinkにもう一度会いたいな、と思ってもらえるように。
自分の子どもをHinkのいる学校に行かせたい、と思ってもらえるように。
保護者懇談でHinkに会いたいな、と思ってもらえるように。

頑張ろう。

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“時には語る事も必要。” への 2 件のフィードバック

  1. またコメント失礼します☆
    Hink先生の今日の日記を読んでいて、留学時代のコンピューター室での事を思い出したのです。いろいろ助けてもらったね。出来の悪い生徒のようでしたが、改めてどうも有難うございました!!こんな吾輩も4月から音楽学校の教壇に立ちます。楽しい授業にしようといろいろと構想中であります☆Hink先生の姿をお手本にさせていただきますね。
    そろそろあの遠い場所には水仙の綺麗な花が咲く頃でしょうか。るんるん☆
    もっとお話したいですが、
    またね!!

  2. >Hana Hanaさん
     コメントありがとうございます。
     私、何かしましたっけ?
     こちらこそありがとうございました。
     あそこにHana Hanaさんがいたからこそ私が頑張れたと思います。
     本当にありがとう。心から感謝しています。
     HanaHana先生もついに教壇デビューですね!とても楽しみです!!
     ほんと、HanaHanaさんとお話したいです。
     お茶しましょう、お茶!!また語り明かしたいくらいです!!

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