先日、自転車で移動していたときのことです。
時刻は夕方6時頃で、辺りはすっかり薄暗くなっていました。
私は少し大きめの幹線道路を走行していました。
信号待ちをしていたときに、
隣に停車した軽自動車のウインドウが開いたのに気づきました。
こういった場合は、たいてい、
・助手席に乗っている人の手がでてくる。(空気のいれかえ?)
・ゴミを捨てる。(タバコだとさらに許せない)
・子どもが「頑張れ」とか「かっこいい」とか言ってくれる。
(素直に嬉しいですが、何だか力みます)
・「兄ちゃん、歩道を走らんかい」と理不尽に注意される。(自転車は車道を走るもの)
この時も、また何か厄介な事を言われるのかもしれないと、身構えていたのですが、
「お兄ちゃん、兄ちゃん!」と運転席側から身を乗り出して声を掛けてきたのは
推定60歳前後のお姉さん。
「お兄ちゃん!かっこええなあ!何キロくらいでるの!?」と声を掛けてくださいました。
「そうなんや!やっぱ、脚とかごっつ太いの?」とか、「自転車も高いんでしょう?」とか、
いろいろと聞いてきてくれました。
「いやあ、ほんまにかっこいいわ!!」と何度も言っていただきました。
お互いに「お気を付けて」と声を掛け合って、信号が青になると共にお別れ。
実はこの瞬間が好きなんです。
見ず知らずの人とお話をして、
相手がモーターバイクの方であろうと、自転車の方であろうと、自動車の方であろうと、
同じ道路利用者として「お気を付けて」と言い合って、気持ち良く別れる。
安全運転でいこう! とゆとりを持って運転を続ける事ができるのです。