無事に帰国しました。

昨夜、無事に帰国いたしました
空港へは有給をとった友人が迎えにきてくれました。

思い返せば、昨年日本を出るときもまた別の友人が有給をとって空港へ送ってくれました。
そして一時帰国の際も毎回必ず誰かが迎えにきてくれて、送ってくれました
今回イギリスを出国の際も、キャンパスの中で友人たちに見送られ、
そして駅まで見送りにきてくれる友人もいました。

なんて幸せなんですか、私。
本当にどうやって感謝の気持ちや幸福感を表現すれば良いのか全く分かりません。

私がそこまでの事を、同じように彼らに出来たのかしら、と思うと、
本当に不安ですし、申し訳ない気持ちにもなります…。

みんな、ありがとう。本当にありがとう。
本当に大切で掛け替えのない仲間たちです。

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では、出発します。

一年間お世話になった部屋からの最後の更新です。

急に殺風景になった部屋にぽつんとひとり。

もうこの部屋に戻ってくる事は二度とありません。

1時間半後には迎えの車が来て、
2時間半後には、空港への列車が発車し、
9時間後にはもう空の上。

振り返るとあっと言う間に過ぎてしまいました。
気を抜いた日々もありましたけれど、
それでも後の時間は一生懸命頑張ったと言えます。

素敵な仲間に囲まれて、良くここまで頑張ってきた。

一年後、十年後、あるいは四十年後、
やっぱり同じように「あのときは一生懸命頑張った」
と思えるように、この時間を大切に誇りに思って生きていきたいと思います。

日本での現実に直面するのは、少しこわいですが、
きっと乗り越えられる。

そう「きっとどうにかなる。どうにかできる。」と思えるのも、
イギリスという国で1年間生活したお陰でしょう。

では、日本へむけて、新しい人生へむけて、出発します。

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留学生活最終夜。感謝の気持ちで胸いっぱい。

イギリス生活最後の夜を過ごしています。

友人たちとお喋りしていると、あっと言う間に時が過ぎてしまいました。

早く日本に帰りたい思いはありますが、
こんな素敵な仲間と別れるのはとても辛いです。

本当に沢山の思いがぎゅっと一年間に濃縮されているこの地から去るのは
とても感慨深いです。

本当に沢山の事に直面して、体験して、考えて、感じて、思って、
なんとか切り抜けて、やり遂げてきました。
今まで過ごしてきた「一年」という単位の中で、
最も濃くて充実した「一年」といっても過言ではない気がします。

沢山の人に支えられて、日本を出国して、
沢山の人に出会って、沢山の事を体験して、沢山の事を学んで、沢山の事を感じて、
辛い日々ももちろんありましたし、とても幸せで浮かれて過ごした日々もありました。

そしていま、たくさんの思いを胸に日本へ帰国します。
こちらで得た事は、本当にはかり知れません

それらを最大限に活かして、次のステップに進んでいきたいと思います。
絶対に忘れる事のない時間でしょうね。

そして、
何よりもまず、この留学を実現させてくれた家族に感謝

家族の理解とサポートがなければ、今私はここにいないと思います。
本当にありがとう。

色々な面で支えてくれた日本の友人たちに感謝
(手紙やメール、餞別やプレゼントをくれたり、有給をとって空港への送迎をしてくれたり、
 一時帰国中に連日遊んでくれたり…)

こちらでの生活をとても華やかなものにしてくれた留学生仲間達に感謝
私が辛いときは励ましてくれて、私がご機嫌の時は私のしょーもない話に付き合ってくれて。
「旅の恥はかきすて」ってのに甘えていたかもしれません。

みんな、ありがとう。
本当にありがとう。
心の奥底から「ありがとう」って思い切って言えます。何度言っても足りませんし、
そんなんじゃ足りないくらい。

地元の自転車クラブの皆さんにも感謝
日本人はおろか、アジア人、というか、外国人が参加したのは
今までなかったのではないかと思います。

それなのに、初回からとても温かく迎えてくれました。
地元訛りの英語が良く聞き取れず、こちらが申し訳なく感じてしまいそうだったのに、
それでも積極的に声をかけてもらいました。

とある女子学生の方に「こっちに自転車友達はいるの?」
と聞かれ、
「いないんだよー」というと、「何言ってるの?私があなたの友達じゃない!!」と言われ、
とても感動したこと、今でも忘れません。

私が今こうして、自信と充実感を胸に日本へ帰れるのも、
今まで関わった沢山の人のお陰です。
「寂しい、辛い」
そう思えるということは、それだけこちらでの生活が充実していたということ。
なんと幸せな事なんでしょう。

私が感じたように、
私も誰かの役に立って、その誰かに幸せな気持ちを感じてもらいたい。
そうなれるように、これからも努力を惜しまず、
大きく強く優しい人間に成長していきたいと思います。

終わりじゃない、始まりなんです。

さて、
この辺りにて、イギリス留学生活最終夜の更新としたいと思います。

本当に、ありがとう。

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またいつか会いましょう。友よ。

私はもうすぐこの国を発って日本へ帰ります。
日本人仲間の間では、遅い方の部類です。

もちろんまだまだこちらへ残る日本人も沢山います。

しかし、元クラスメイトの中では早い方の帰国
みんなからは「なんでそんなに早く帰国するの?」と聞かれます。

まぁ、大きな理由は
「今住んでいる所の契約期間を少しだけ勘違いしていた」というところにあります。
26日の朝まで契約があるのですが、私はなぜか22日の朝だとずっと勘違いしており、
勘違いしたまま航空券の予約をしてしまいました。

後からフライトを変更することも出来たのですが、
手続きが面倒だったのでそのままにしておきました。

こちらへ残る人たちは旅行を楽しんだり、ヴァケイションを楽しんだり、
ちょっと仕事を見つけてみたりと、思い思いに過ごすようです。

先日クラスメイトの一人とたまたまキャンパス内であって、
専らの話題である帰国予定日を話し、私の帰国予定日がとても近いことに驚いていました。
そしてその日はその彼と二人で食事をして、
「まぁまた、みんなで集まれたら…」と半ば社交辞令のつもりで言ったのですが…。

彼はちゃんと短時間の間に計画して、みんなに声をかけてくれて、人を集めてくれました。
そして今日、パブへ出掛けてきました。

みんなで久しぶりにお酒を飲みながら談笑。
まだ論文が終わってない人も幾人かいるのに、わざわざ駆けつけてくれました。
みんな順番にビールをご馳走してくれて、感涙を我慢していると、
そんな泣くフリとかしなくていいから!本当の涙見せてみろ
と言われてさらにグッときたりしました。

普段はほとんど感情を表に出さない友人も、
別れ際に
「やだ。寂しい。」と寂しげな顔を見せて、別れを渋ってくれました。

仕方ないです。
別れはあるものです。That’s life。

一年という時間、苦楽を共有して、
そして今後、本当に二度と会わないかもしれないという別れ。辛いです。

塾講師をしていて、卒業生を送り出すとき、
また、塾講師を辞めてイギリスへ来たとき。

確かに別れは辛かったですが、
またいつか会える
会おうと思えば、簡単に会える

そういう思いがどこかにありましたが、
国を隔てると、そう簡単にはいかないかもしれません。

もちろん
「中国に行くよ!」「日本に行くよ!」「台湾に行くよ!」「タイに行くよ!」
なんて言い合います。言い合いますけれど…。
心のどこかで「そう簡単には…」と思ってしまいます。

でもやっぱりそれと同時に「きっと行くぞ!」とも強く思うのです。

幸い、インターネットというとても素敵なツールがあるおかげで、
連絡を取り合うのはとても簡便なのが嬉しい限りです。

きっと生涯忘れる事のない時間。仲間。ずっとずっと大切にしていきます。
そしていつかきっと、必ず、再会します。
出来るか、出来ないかなんて、自分たちの意志次第でどうにでもなるんです。

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友達の力。

日付かわって、今日は09/09/09ですね。

今日は同級生が差し入れを持ってきてくれました。
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コロッケ!!

コロッケ大好きです。

しかも、この同級生の作るコロッケは学内でもなかなか好評で、
作ってくれると聞けば、もうその瞬間からそわそわしてしまうくらいです(笑)

しかも、なんと!コロッケだけでなく、
おにぎりサラダも付けてくれるという親切ぶり。

久しぶりに味の付いたご飯を食べた気がします。
あまりの美味しさに、涙を浮かべながら楽しみました

最近、日本にいる友人達からskypeやら電話やらで会話する機会が増えました。
この一週間では3人と話しました。

別にお互いに「いついつ電話するね」なんてやりとりもなく、
タイミング良くかけてきてくれました。

こういった友人達との関わりが、私の生活を支えてくれています
みんな、ありがとう。

私も何か役に立てられればいいのに…。
しっかり恩返ししていきたいと思います。

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Reading Room。

先ほど部屋に戻ってくる途中で、同級生と会いました。
彼女はもう課程を終えていて、ストレスから解放されて生活しています。

そんな彼女は今から「Reading Room行って、本を読むの」と言います。
このReading Roomと呼ばれる部屋は、院生専用の勉強部屋です。
電源ソケットやLANソケットもありますし、無線LANも飛んでいますし、
机も大きく広いですし、環境としては申し分ない感じ。

なんで今さらReading Roomに行くんだろうって思いましたが、
彼女が胸に抱えていた本はファッション雑誌でした(笑)

「え?Reading Roomで雑誌読むの?(笑)」と聞くと、
「えへへ。そうだよ!」と(笑)

「確かにね(笑)ここはReading Roomだからね!何も問題ないね(笑)」

しかし、周囲の人間は必死の形相で論文と戦っている中で
落ち着いて雑誌を読めるものなんでしょうかね。

周囲の人間は気にしないでしょうけれど、
読む側として、なんだか場違いな気分になったり、
その人たちの気迫に押しつぶされそうにならないかしら、、、
なんて余計な思いを巡らせていました。

雑誌といえば、今私の手元には、モア9月号(集英社)があります。
秋アイテム 何をいつ投入? がひと目でわかる!
って、そんなん、気候や気分にあわせて決めるものではないのですか?

あと、興味深かったのは
"きちんと男子"の生態ウォッチング
浮気されるオンナ 30の法則
でした。

ふむふむ、なるほどなるほど。

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お前のために戦ってやる!

たまに弱気な事を言う時があります。
(「たまに」じゃないとか言わないでください)

すでに論文を提出した友人に、
毎日何してるの?」と聞くと、「つまらん(笑)」と言っていました。

そんな彼に「もう。。。修了できるかわかんないよ…。」と弱気な事を言うと、

「もしそうなったら俺が抗議してやるよ。
 こんだけ毎日頑張ってるのに、卒業できないとか、あり得ないだろ!」
「この一年で身に付けたプレゼン能力をそこで活かしてやるよ(笑)」

と言ってくれました。
弱気な事を言うと、「大丈夫だよ」「なんとかなるよ」と返すのが通例ですが、
「もしそうなったら」という仮定で
俺がお前のために戦ってやる(I’ll fight for you!)」と言われたのは
初めての気がします。

彼が私の為にfightするまえに、私が私自身の今と未来の為にfightしなくっちゃ。
たくさんの人に支えられてここまで来たんだもの、裏切る訳にはいかない。

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別れ、出会い、そしてまた別れ。

今日はなんだか集中できませんでした
進度はほんのちょっぴり

心にぽっかり穴が開いた感じです。

こちらに来て、恐らく一番多くの時間を共に過ごしたであろう学友が、
家路につきました。

特に今年に入ってからは、
そのほどんどの時間を同じコンピュータルームで過ごしました。

調子が良い時も悪いときも、
心穏やかな時も、イライラしている時も、
明るい未来を夢見ているときも、とても悲観的になって涙を流しそうな時も、

励まし合って、共に頑張ってきた仲間です。
時にはくだらない冗談を言い合って、笑いあった仲間

そこに彼女がいるだけで、こちらも気が引き締まりました。

そんな大切な仲間との別れ。
そんな大切で、心通った(と私は勝手に思っている)仲なのに、
なぜか最後は握手もハグもありませんでした。

でも互いに無言で手紙を交換しました。(帰国する人から手紙をもらうのは初めて)
もらった手紙を読むと、私が書いた事と同じような事が綴ってありました。
それを見た瞬間、ひょっとしたら同じ時間だけでなく
同じ思いも共有出来たのかなと思いました。

ありがとう。 本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
本当に支えられてきました。

でもきっと、また会えると思う。
会うと思う。会いたいと思う。
他のどの留学生よりも、実際に会う確率は高いんじゃないかなってそう思います。
「会える/会えない」じゃなくて、「会う/会わない」の意志の問題です!!

これからもうしばらくは、
彼女のもう来ないその部屋で私は引き続き執筆作業を進めます。

そんな部屋で私たちと同じように、
毎日無言でディスプレイに向かう、名も知らぬ仲間たち。
互いに顔も知ってるし、目配せや「Hi」程度は言いますが、
会話らしい会話を交わす事はありませんでした。

しかし、
今日ついにその内の一人と会話をしてお友達になりました。

初めて会話を交わすのに、元来の友達かのような感覚(笑)
(もともとこちらでは、特に留学生同士なんかはすぐに仲良しになったりしますが、
 それ以上の何かがそこにはありました。)

互いに今日一日の労をねぎらい、「また明日」と言って別れてきました。


別れあれば、出会いあり

そしてこの出会いも、またすぐに別れへとかわっていくのです。

みな、それぞれの道を歩んでいくのですね。

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(兵庫県神戸市)

朝10時就寝!?

最近寝付きが悪くて、ベッドに入ってからのゴロゴロする時間がのびました。

昨夜は結局4時か5時頃まではゴロゴロしていたのですが、
両隣の部屋からは電話での話し声や、恐らくムービーを見ての笑い声等が聞こえてきました。

本日夕方にフラットメイトに会ったので、
「昨日の夜、何時に寝たの?」と聞きますと、
10時だよ」と言っていました。
「朝の?」と聞くと、「うん、そう」だそうです。

昼夜逆転も良い所ですが、
ひょっとしたら私の聞き間違いかもしれません。

本当は夜の10時に寝て、たまたま早朝に目が覚めただけかもしれません。
でも「最近はそんな生活だよー」と言っていました。

夜勤や当直とかは別としまして、
昼夜逆転して朝方4時5時、遅くても8時までに眠る人は幾人か知っていましたが、
朝の10時に就寝という人には初めてお目にかかったかもしれません。

せっかく日が長いし、涼しく過ごしやすい気候なのに、
昼夜逆転なんてもったいない気もします。
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久しぶりに人と話しました。

今日、久しぶりに人と10分以上話しました
フラット内で、フラットメイトにあっても、挨拶程度しか会話を交わしません。

一日の大半をPCルームで過ごしていますが、
そこには同級生がいます。

いつも同じ部屋で論文執筆をしているのに、互いに挨拶もろくろくしません
お互いに画面に釘付けな上に、イアフォンをしていますし、
やはりストレスフルな日々ですので、声を掛けづらい状況でもあります。

毎日至近距離で作業しているのに、挨拶もできないなんて、
なんとももどかしです。
「おはよう」とか「お疲れ~」とか、それ程度の挨拶くらいは交わしたいですね。

そんな状況なので、
嫌われたんじゃないか?何か悪いことしたかな
などとも考えてしまう事もあります。

メールやSNSのメッセージ機能を使っての会話(往々にして励まし合い)はありますし、
ふとした拍子に顔をあわせての会話が始まると、いつも通りにこやかに会話ができます。

健康で文化的な最低限度の生活を送るには、
人とのおしゃべりも必要不可欠であると思います。

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