少しずつのズレで、大きなズレに。

少し難しかったけれど、頑張って読んだ論文が、
冷静になって考えみれば、いま取り組んでいる課題にはあまり関係ないことがわかりました。

なんだか悲しいです。

あるパートに集中して文献を読んでいると、大筋から少しずつ外れていって、
気づけばその脱線幅が広がり、「おお!ちゃうねんちゃうねん!」となることが、
本当に時々あります。

大筋から外れていくと、自分のあまり知らない事が多いので、
かえってそれが面白くなってきて、ついつい読んでしまうんだと思います。

でも、一見関係なさそうに見えても、実はその知識や考え方、アプローチの仕方が、
いまメインで取り組んでいる事に関係していたり、ヒントになることもあるので、
一概に「関係ないから」と切り捨ててしまったりすると、
せっかくのチャンスを逃す事になるかもしれないのです。

そこらへんの見極めが難しいなぁ、と思います。

まぁそもそも、その一見関係なさそうな物事の中に関係性を見いだすのも、
学問の一部なのかもしれませんが。

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