救急が救急でない国、イギリス。

夕方5時過ぎ頃に、友人から
病院に行きたいんだけれど、一緒にきてくれない?」と電話がありました。

長く待たないといけないと思うし、もし何か用事があるんだったら良いけど…

これまでにも幾度かこちらで病院に行っているという話は聞いていたので、
きっとまたどこか調子が悪いんだろうなっと察しました。
そして、別に普段はこんな風に私に頼る人でもないので、余計に心配になり、
ついて行くことにしました。

しかし今日は土曜日、そして雨が降っていたこともあって、
タクシーを呼ぼうとしても、軒並み断られてしまいました…。

救急車を呼ぶほどでもないとのことなので、
車を持っている友人に頼んで病院まで送ってもらうことに。

病院の「Emergency Department」に到着。
その名前からすると、「救急診療部」ですね。

友人いわく、ここから何時間待たされるかわからないそうです。

ちなみに、前回きたときは2時間待ったそうです。
そして、2時間待ったあげく、次の診療のアポイントがとれただけだったそうです。
特に何もしてもらえなかったとか…。

よくそんなんで、「救急」とか呼べますね。

車を持っている友人の到着を待ったりして、結局病院についたのが19時過ぎ

名前を呼ばれたのが22時半頃。実に3時間待ちでした。
(救急診療部の待合室の電光掲示板には「平均4時間待ち」と書いてありました)

確かに、本当に救急の場合は、救急で診てもらえるのでしょうけれど……。
救急診療で3時間待ちは……。

救急ではなく普通の診断だと、数ヶ月待ちもザラだそうです。
(とりあえず19週間以上待たせる事のないようにしようって案(目標)があるくらい)

基本的な診断や薬は、指定を受けた病院へ行けば無料で受けられるそうなのですが、
ベーシックな診療・治療をしてもらうのに、
アポをとったり、紹介文を書いて貰ったりして、
その後に何ヶ月も待たなければいけないなんて…日本では考えられませんね。

緊急度合いや、地域によってどれだけ待たされるかもかわってくるようです。

とてもとても、
大きな問題ですね。

結局家にたどり着いたのは午前1時前くらい。
救急で病院にいくのも半日がかりです。

そりゃ、病院いくのに誰かを連れて行きたくもなるでしょうね。
いつ呼ばれるか分からないし、
調子が悪かったら、音楽を聴いたり、本を読んだりするのもしんどいでしょうし。

健康であることが幸せです。
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