もう少し自分の時間が欲しい。

いやぁ、随分と間があいてしまいました。

土日もほぼ休む間もなく働いてきましたが、
春休みになってようやく少しずつお休みをとれるようになりました。

また4月になって授業が始まると全然休めなくなることでしょう…。

仕事人間」なんかにはならないと自分では思っていました…。
部活を熱心に見出すと、キリがないです。

自分の時間がもう少し欲しいな。

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初フルマラソン。

先日、念願かなってフルマラソンを走って参りました。

第30回篠山ABCマラソン大会

初めてのフルマラソン。

朝から雨が降ったりやんだり、あまり良いコンディションとは言えませんでした。
転職以降、トレーニングもほとんど出来ないままに過ごしてきたので、
結構不安がありました。
でも、42.195kmの先にどんな世界が待っているのか見てみたかったのです。

家からの最寄り駅についた時点で、プラットフォームにはジャージを着た人が多くいました。
電車がついても、車内にはやはりジャージの集団。

もうね、お祭りですね、ここまできたら。

会場について、気温は5度前後。
雨は小雨がふったりやんだり。

エントリーを済ませて、着替えて、アップをして…。

緊張と不安と、そして期待。

まだ見ぬ、新しい世界を見ることができる。
その長い旅路の向こうに何が待っているんだろう。

そんな事を思いながら、スタートしました。

号砲からしばらくは歩かなくてはならなくて、
スタートラインを踏んだ時には既に7分弱が過ぎていました。

でも、これは初フルマラソン。
1分や2分くらいって思ってしまいます
とりあえず、無事に完走する事が何よりの目標。

ハーフマラソンのように飛ばすのではなく、
とりあえず、落ち着いて、自分の楽なペースで走り続けようと思い走りました。

そして途中からは、
ハーフマラソンを走るためにかる~く21kmアップしてるんだ
という気持ちで走りました。

気温が低い上に雨が降っているのに、沿道には多くの人がいて応援してくれていました。

家族や恋人、友人・知人を応援する人たち。
地元の小学生、中学生、高校生。
地元のおじいちゃん、おばあちゃん、お兄さん、お姉さん。

そのひとつひとつが嬉しくて嬉しくて…。
わざわざ飴やチョコ、おにぎり、バナナ、おかき、お茶を用意してくれているのです。
そして、時にはず~っと大きな声で声援を送ってくれるおばちゃんたち、おじちゃんたち。

見ず知らずの、名も知らぬ、ランナーのために

雨に濡れてびしょびしょなのに、
笑顔で「どうぞ~」ってかわいい子ども達が雨やチョコを差し出してくれるのです。

もう、嬉しくて嬉しくて。
そんな優しさや温かい気持ちに感動して、本当に泣きながら走っていました。

だって、極端な話、メリットなんてないわけじゃないですか。
わざわざ手間暇、お金をかけて差し入れを用意して、
雨に打たれて寒さに耐えながら、道行くランナーに差し入れと声援を贈るなんて。

それなのに、それをやってくれてるなんて…。

本当に勇気や元気をもらえて、本当に頑張れます。

途中で食べた、できたての黒豆おにぎり、とても美味しかったな。
黒豆茶も美味しかった。チョコも飴も、バナナも美味しかった。
(補給には気を遣って、持参もしていましたが、それでは足りませんでした)

20km前後地点(登りの続く区間)で、少し足に疲労がたまってきつい時もありましたが、
それ以降、特に30km前後はとても楽になって、笑いが込み上げてきました

精神的に辛いのは、折り返し地点を越えて来た人たちとの対面通行
反対車線を多くのランナーが走っていきます。

気持ちは「もうすぐ折り返し地点なんだな」って思うわけですが、
目の前には遠くの方まで続く、ランナーの白い影。(白いウエアやキャップの方が多いので)

この辺りで、心折れそうになります。
いったいどこまで行けば折り返し地点があるのだろう…。

でも走り続けるしかないと思って走り続けました。
五体満足にこうしてマラソンを走れていることに感謝。
たくさんの人に支えられて健康に走れている事に感謝。

なんとか35kmをすぎ、あと7km!!

もう後少し。1回のトレーニングの距離以下!
きっと完走できる!

もう後はずっと笑顔で走っていた気がします。

なんとか、一度も立ち止まらず、歩かずにゴールにたどり着き、

目には涙

雨がふっていてよかった。

なんの涙か分からないけれど。
やりきった充実感と、達成感はもちろん、
自分の周囲の人や、大会やランナーを支えてくれた人たちに感謝。
いろんな思いが込み上げてきての涙だったと思います。

まぁ、もともと涙もろいんですけれど。

とにもかくにも、初フルマラソン。
無事に、歩かずにケガもなく走りきりました。

期待していたタイムは出ませんでしたけれど、
それはまた次の楽しみに残しておきたいと思います。

42.195km

遠く長い旅路でしたが、走って良かった。
またひとつ、成長できたかな、私。

ハーフマラソンとは全然違う世界でした。
また違う魅力がそこにはありました。
温かく優しい世界でした。

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