エライ目にあいました。
ホンダ ビートという車にたま~に、乗るんですよ。
以前からちょっと調子が悪いなぁっと思ってたんです。
それは、エンジンが時々かかりにくくなるんです。
っで、車に対する知識がおありの方はここで、
バッテリーじゃないの?ってなりますよね。
しかし、セルは元気良く回るんですよ。
以前それで困り果てたことがあって、そのときはちょうど山の上だったので、
坂を惰性で下って、押しがけ(? 押してないけど)しました。
そしたらすこぶる快調にエンジンは回るんですよね。
っで、エライ目にあったのは今日です。
知人を知人宅の前まで送って、そこで一旦エンジンを切りました。
っで、いざエンジンをかけて格好よく走り去ろうとしたその時です。
キュルキュルキュルキュル………
キュルキュルキュルキュル………
かかりません。
非常にいや~~~~な予感がして参りました。
どれだけセルを回してもかからないし、今日は前回ほどの坂道もありません。
っで、やっぱりバッテリーが弱ってて、セルはまわるけれど電圧足りないのかなぁ
って思い始めたんです。帰って充電しなきゃって思ったりしてました。
だんだん深夜という時間帯になり、住宅街でセルを回しまくるのも非常に心苦しいです。
燃料はOK。エンジンオイルもOK。
10分くらい放置して、しばらくしてセルをまわすと、かかりそうになるんですよ。
「もうちょっとだ!頑張れ!」って。
しかしかからないんですね。
もう夜も遅いし、最終手段JAFですよ。
夜中1時過ぎにJAFに電話しまして、女性オペレータが出ました。
こんな夜中まで大変ですね、って余計な事を考えながら、必要な情報を伝えます。
約30分後、JAFのトラックはやってきました。
JAFさんも、セルがこれだけ元気に回っているのなら、バッテリーじゃないですねぇって。
っで、実際にバッテリーにブースター繋いでみましたが、かかりません。
ちょこっと押しがけもしてみましたが、平地で、大人一人で押すなんてやっぱり無理がありました。
プラグかもしれませんね、とJAFのお兄さん
(プラグとは火花を散らす部品のことです。
その火花で燃料を爆発させることによってピストンを動かし、動力をおこします)
なるほど。確かにそうかもしれない。
しかし、ホンダビートは生意気にもミッドシップエンジンです。(トランクの位置にエンジンがある)
しかもちょっといじり難い構造になっています。
そういうわけもあって、お兄さんもそこまでは見てくれず、
明るくなってから車屋さんに持っていくことを勧めてくれます。
レッカー移動の場合、半径5km以内は無料でそれ以降は1kmにつき、600円かかると。
その場所から我が家まではだいたい8kmくらい。う~む、無料じゃ無理か。
まぁ、車屋に持っていくにしても明るくなってからじゃないと無理なので、
とりあえず、その場はJAFに退散してもらいました。
というわけで、最後の望みをかけて、プラグをはずしてみる事にしてみました。
しかし、工具は車載工具の応急用のみ。
めちゃくちゃ効率悪いですが、それを使ってやってみることにしました。
フロントエンジンに比べて、もうめちゃくちゃ整備性悪いです。最悪です。
っで、出てきましたよ。
くろ~~~~~くなったプラグが。みっつ。(3気筒エンジンです)
ブラシなんて持ってないので、とりあえず雑巾で願いを込めながら拭きます。
近所にドンキホーテがあるので、
いざとなればそこにプラグを買いに走るしかないなぁと思ってました。
走るってもちろん、ホントの意味での自走ですよ。ダッシュです。ジョギングです。
みっつとも簡易的な掃除を終え、再び祈りを込めながらイグニッションキーをまわします。
ぶぉ~~~~ん
夜中の2時に私は雄たけびをあげそうになりました。
雄たけびはあげなくとも、両手で天高くガッツポーズです。
深夜まで付き添ってくださった、Eさん、そして途中駆けつけてくださった、Nさん、
本当にありがとうございました。
車載工具のすばらしさも実感しました。
今日使った車載工具はこれ。
左から、10mmソケット、プラグレンチ、ドライバーの柄、差し替え式ドライバー。
簡易ソケットの穴に差し替え式のドライバーをさして
ちょこっとまわしてはソケットをはめなおして、、、の繰り返しです。
ぐるぐる回すにはエンジンルームが狭すぎました。
なんていうか、ラチェットのすばらしさを実感しました。
でもね、さすが車載工具って感じですね。本当になんとかなりましたもん。
ちょっと感動しました。
そして何よりも、定期点検って大切なんだなぁと思いました。
今回は懲りましたよ、参った参った。
(定期点検とは言っても、プラグまで見る人は少ないと思いますけど…)