1969年1月3日
ドイツの煉瓦職人の家庭に1人の男児が生まれた。
ミハエル・シューマッハー(Michael Schumacher)
幼少の頃からカートに乗り、速さを求め続けた。
1991年にF1デビュー。
F1デビューまでにも、多くの苦労や悲しみを乗り越えたが、
F1デビュー後も数々の試練を乗り越えてきた。
中でも印象深いのは、
2000年のイタリアGPで、
ミハエルはアイルトン・セナ(1960-94)の持つ41勝という勝利数に並んだ。
その事についてレース後のインタビューで質問された彼は、涙で言葉を詰まらせた。
どんな思いを彼がセナに対して抱いていたのか。
それは彼にしかわからないが、セナに憧れセナを追い続けた彼にとって、
非常に複雑な心境だったに違いない。
今年でF1は16年目だった。
既に引退を宣言しており、彼の人生においてF1ラストラン。
F1の歴史に刻まれる瞬間がやってきた。
という訳で、夜中の生中継を眠たい目を擦りながら見ました。
手元にはPCを用意して、タイミングモニターを見ながら。
タイミングモニターというのは、こんなやつです。
各ドライバーのラップタイムやセクションタイム、各マシンのタイム差等を知ることが出来ます。
リアルタイムで自動更新されるので、これを見ながら中継映像見ると大変面白いです。
この、タイミングモニターは他にも、
気温、気圧、路面温度、湿度、風向き等も知る事ができますし(写真左)、
各ドライバーの順位のうつりかわりをみることもできます(写真右)。
ちなみに、右の画像はラストラップが終わった後のものですが、
ミハエル・シューマッハの順位の推移(白い線)は凄いですね。
タイヤがバーストして、ゆっくりピットに帰って、そこからの追い上げ。
一時はトップから70秒ほどのタイム差だったんですよ。
ほぼ、1周です。
しかし、、、
最下位から追い上げて4位でのフィニッシュ。
並大抵の技量では無理。
途中何度も最速ラップタイムを刻んでいました。
しかも70周目(残り2周)には、全セクター最速タイムを出しちゃって、
「すげー」って思わず言っちゃいました。
一方で、速度が落ち「止まるかも」みたいなシーンも2度あったんですが、
そのときは、ドキドキしました。そんな形で引退してほしくないぞ!って思いながら。
中継映像は国際映像なので、現地の人がスイッチングするんですが、
もうほとんどミハエル・シューマッハ(笑)
Satoなんて数度しか写ってないし、Yamamotoに至っては写ったかな?って感じです(笑)
でもねSatoは途中、結構いいラップタイム出したりしてたんですよ。
だから、それだけの技量があるはずなんですが、それを維持するのが難しいんでしょうな。
最後に表彰台はなかったけれど、シューマッハ、かっこいいよ。ありがとう。と言いたい。
タイトル獲得したアロンソは、
Finish Lineを通過後、無線でチームにずっとお礼を言ってました。
フランス語まじりの英語で。。
フランス語がわからなかったのが残念…。聞き取れたのは「merci」のみ………
本人涙ぐんじゃって。
こちらもホロリときたんですが、ヘルメットの上から涙を拭う姿にツッコミいれたくなりました。