お姫様だっこは危険。

お姫様だっこについて、更に考えてみました。
結論から申し上げますと、お姫様だっこはかなりの危険を伴っているということです。

お姫様だっこをすると、する側は両手がふさがります。
両手がふさがった状態で歩くのです。

はい、ここで思い出してみましょう。
人間はなぜ、両手を振って歩くのか。

そう、バランスをとるためです。
バランスをとるためにある両手が、女性を抱くことによってふさがれているのです。
つまり、アンバランスな状態。大変危険な状態です。
たとえるなら、泥酔した54歳のオヤジが調子にノって、竹馬に乗っている状態です。

ありえません。見てられません。

そして、女性を抱くことによって、視界が狭くなります。
しかも、肝心の足下が見えません。
加えて!多くの場合、お姫様だっこをした状態の二人は見つめ合って歩いています。
こわすぎです。
もし足下に、バナナの皮があったら。もし足下に段差があったら。もし足下に、、、
考えただけで、ぞっとします。

何かにつまずいてごらんなさい。
こけます。アンバランスな状態でつまずくなんて、転けるしかありません。
両手はふさがっています。どこにも支えを求められません。
だっこされている側は、放り出されます。
しかし、だっこされる側はそんな事予期できません。

だって、だっこされていると、視線は上空に向けられます。
足下が見えないため、何の危険も察知できません。

よって、バランスを崩した抱き手は、そのまま崩れるしかないのです。
だっこされたいた人は最悪の場合、抱き手の下敷きになります。
そうでなくても、受け身の姿勢を取る暇もありません。これは大変危険です。

そのまま落ちれば、後頭部や臀部を強打します。
だって、多くの城が石造りでしょ。
後頭部や臀部を強打するなんて、脳しんとうへまっしぐらです。
寒気がします。こわすぎです。想像するだけで、冷や冷やします。

運良く、後頭部や臀部を打つのを免れたとしましょう。
後頭部を打たないということは、顔面か、側面ですよね。
側面から落ちた場合、耳をうちます。そして、腰を打ちます。いた、、、痛いです。

顔面から落ちた場合。鼻を打ちます。最悪、鼻の骨を折ります。
そして、膝を打ちます。めちゃめちゃ痛いです。
そして、最悪の場合、歯がかけます。あるいは、おれます。抜けます。
血がでます。

抱き手が長身であればあるほど、落下高度が高くなります。

絶対イヤ。身震いがします。

なんで、こんな危険な乗り物に女の子は憧れるのですか。
不思議でたまりません。

お姫様だっこがより安全であるためには、、、
脚力と腕力が必要です。
そして、注意深さと暗闇でもよく見える目。
バランス感覚の良さと俊敏さ。

より完璧なお姫様だっこを追究するならば、だっこされる側は受け身をマスターする必要があります。

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