老女が事故を予言? そんな事はない。

大分前に話題になっていたようですが、私は先ほど知りました。
まだ、ご存知ない方もいらっしゃると思いますので、ここでも取り上げておきます。

「この電車に乗ってはいけない」
老女に降ろされ危機一髪

謎の老女が事故を予言した? 鹿児島県在住の女性(22)は25日、交際相手の男性(25)に会うために事故を起こした快速電車に乗っていたが、オーバーランした伊丹駅で「この電車には乗ってはいけない」と叫ぶ60~70歳代の老女に突然、腕を引っ張られ、電車から引きずり降ろされた。
「携帯電話の電源も切りなさい」と言われたため従ったが、ホームで事故のアナウンスを聞いて振り返ると、すでに老女の姿は消えていたという。その後、女性は老女が自分を事故から救ってくれたと考えて、警察に「探してください」とお願いしているという。

ソースは報知新聞(2005年4月26日)らしいです、また週刊新潮(2005年5月19日)でも取り上げられたようです。

色々調べていると、これは少し大袈裟に脚色されているのではないかと思います。
ある程度ネット上をうろうろして、情報を収集しました。
しかし、信憑性のある情報源は全くありません。
というわけで、私も推測してみることにします。

まず、大きく引っかかる点は、なぜ携帯電話の電源を切らなければならないのか。
恐らく、優先座席付近で携帯電話を使用していたのではないでしょうか。
この女性、事故列車の1両目に乗っていたそうですが、207系の1両目は優先座席が広めに設けられています。よって、電車を降りてから、その事を注意された可能性が考えられます。

次に、なぜ電車から降ろされたのか。
これも、”引きずり降ろされた”なんて大袈裟だと思います。
たまたま、老女の近くに座っていて、あるいは立っていて、腕を引っ張られただけだと思います。

別の情報源では、 「こんな危ない電車乗ってたらアカン!降りなさい!」 と言ったとも書かれています。
女性の出身はどこなのか分かりませんが、普段はこの路線を使用していないのでしょう?
乗り慣れない路線でオーバーランしたら、誰だって不安になってキョロキョロしちゃいますよね。

そうやって、怖がっている若い女性を見て、老女はそれこそ老婆心で一旦降りなさいと、言ったのではないでしょうか。
あるいは、そうやってオーバーランする様な電車に乗っている事が怖くなり、自分も降りようと思った。
そして、近くで同じように不安げな表情をしている女性と共に降りた。とも考えられます。

まぁ、いずれにしても、奇怪な話ではなさそうです。

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